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yuRi=paRadox



[index]
2023年
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2019年
2018-2019年
2016年
2008年


2007年
2006年

2004年
2003年

2002年




2023

「眼球の人」( video / 12分 / 2023年 )

“1”

[出演]
村岡由梨
鈴木野々歩
鈴木眠
鈴木花
鈴木クルミ(猫)
[詩・撮影・編集]
村岡由梨
[協力]
鈴木野々歩・IMAGICA
[英語字幕]
Annie IWASAKI
[字幕制作]
AURA
[音楽]
ベートーベン/月光 No.14
ランゲ/花の歌 Op.39
[ピアノ(ランゲ)]
鈴木花

[作品解説]
本作は、いくつもの視線とさよならについての映画だ。
言葉で映像を紡ぎ、映像で詩を紡ぐ試み。
私の娘の一人である眠(ねむ)が身をよじって苦しむ姿と、
ひまわりが身をよじって花を咲かせようとするとする姿を見て、
生きることは苦しむことだと知る。

詩作品「眼球の人」:
https://beachwind-lib.net/?p=30148

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2020

「透明な私」( video / 11分 / 2020年 )

“1”

[詩・ドローイング・撮影・編集]
村岡由梨
[イラスト]
鈴木眠
[協力]
鈴木野々歩・鈴木花
[音楽]
ショパン/革命のエチュード Op.10-12

[作品解説]
2020年、世界中が「変化」を余儀なくされた年に、
自分の中で変わったもの、変わらないものを確かめたくて書いた詩
「透明な私」を元に制作。
私が着けた白いマスクは、私のこれまでを写すスクリーンになった。
統合失調症を患う私を、時に苦しみ傷つきながら支えてくれる家族。
野々歩・由梨・眠・花。
「自分とは何者なのか」その答えを探しながら私たち4人は、
今日を懸命に生きていく。

詩作品「透明な私」:
https://beachwind-lib.net/?p=25207

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2019

「イデア」( video / 17分 / 2019年 )

“1”

[撮影・編集]
村岡由梨
[協力]
鈴木野々歩
[音楽]
ワーグナー/ジークフリート牧歌
(W・フルトヴェングラー指揮/1949年録音)

[作品解説]
永遠に続くと思っていた関係にも、いつか終わりの時がやってくる。
大切な人を胸に抱いている時。
温かい生きものの息遣いを感じながら眠りにつく時。
この世界には決して叶うことが無い願いがあるということを、私たちは知った。
壊れてしまった家族の記憶と、壊れそうな家族。
胸に溜まる水で呼吸もままならず、じっと死を待つ猫と共に生きる日々を綴った映画です。

初めてフィルムではなくデジタル(Xperia)で撮影。


[映像と詩によるインスタレーション@スパイラル(2019年)]
“1”
“3”

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2018-2019

「透明な世界」( 16mm>video / 7分 / 2018-2019年 )

“1”

[出演]
村岡由梨・鈴木眠・鈴木花
[美術・撮影など]
村岡由梨
[衣装]
竹内陽子・辻本眞衣
[協力]
鈴木野々歩
[音楽]
メンデルスゾーン/エリア
(W・サヴァリッシュ指揮/1968年録音)

[作品解説]
2018年現在の「私」と「世界/社会」の関係性を表した、私と娘たちのポートレート。
これは私の内部と外部で起こる激しい二項対立の物語。
「私」と「世界/社会」の間を行きつ戻りつしながら、
娘たちは私的な存在から社会的/普遍的な象徴へと変化し、
「赤」の定義は「生命」に拡張、
手足を失った(無力で宗教的な)ダルマとして登場する。
「白」と「黒」は単純な二項対立の枠を超えて、「灰色」の概念を孕み出す。
そして様々な色が混じり合った世界は、いつしか「透明」になる。
「個」を貫き通せば、それはやがて「世界」となる。
それは、私が創作活動を通して目指す地平でもあり、
この世界の有り様も表しているのではないだろうか。

SICF19
石田尚志賞
(インスタレーション版)

[ 映像と写真によるインスタレーション@スパイラル(2018年) ]
“1”
“3”

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2016

「スキゾフレニア」( 16mm>video / 10分 / 2016年 )

“1”

[出演]
村岡由梨・鈴木眠・鈴木花
[美術・撮影など]
村岡由梨
[協力]
鈴木野々歩・鈴木志郎康
[音楽]
第1章=アルカン/The song of the mad woman on the sea shore
(ピアノ=後田彩乃/2010年録音)
シベリウス/トゥオネラの白鳥
(M・サージェント指揮/1961年録音)
第2章=チャイコフスキー/白鳥の湖
(E・アンセルメ指揮/1959年録音)

[作品解説]
統合失調症(スキゾフレニア)の治療を始めて7年目の自画像。
日々の暮らしの中で、私を苦しめる、
「奇数」という名の強迫観念(第1章「the odd numbers」)と、
死刑宣告を受けて、刑壇が落下する音と共に、
「現実」が足元から瓦解する、自我の崩壊の恐怖(第2章「透明な私」)。

私は今、本当に、ここに存在しているのでしょうか。
今、このキーボードをたたいているのは、本当に、私なのでしょうか。
このキーボードは、本当に、ここに存在しているのでしょうか。
この椅子は、本当に、ここに存在しているのでしょうか。
この床は、本当に、ここに存在しているのでしょうか。
五感が、瞬く間に、透明になっていく。

自分の表現に真摯に取り組むこと、そして、それを続けること。
この2点が、私が表現を続けて行く上で大切なことで、
それ以外のことは、大して重要ではないと、近頃特に思います。

いいえ、それ以外のことで、重要なことがありました。
眠と花です。
私は、眠と花の母親です。
二人の娘のことが、愛おしくてたまらない。
生き続けなければならない 透明な私

19th Paris Festival for Different and Experimental Cinema
Honorary and non-hierarchical award
第12回札幌国際短編映画祭
スペシャル・メンション
New Jersey International Film Festival
Honorable Mentions
ALTERNATIVE film/video festival 2016
important Cinematic Works選出
イメージフォーラム・フェスティバル2016
一般公募部門「ジャパン・トゥモロウ」

優秀賞
ASK?映像祭2016
入選
14回「1_WALL」写真部門
審査員奨励賞(飯沢耕太郎選)

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2008

個展「花の起源」

exhibition2008


「花の起源」(16mm/7分/2008年)

花の起源
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[美術・撮影など]
村岡由梨
[アニメーション]
村岡由梨
[協力]
鈴木野々歩・白尾美和・鈴木志郎康
[音楽]
チャイコフスキー/花のワルツ
(“くるみ割り人形”より)
(A・トスカニーニ指揮/1951年録音)

[作品解説]
私の1歳の娘・花(はな)と、
最近ひらがなを覚え始めた3歳の娘・眠(ねむ)に贈る小作品。
2人が可愛がっているクマのぬいぐるみが動くという「魔法」を、
私に出来る手段(映像)で見せてあげたかった、というのが制作動機です。


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「the second pregnancy〜第2の妊娠〜」
(平面作品/大:91.4×117.4(cm)小:81×66(cm)/2008年)

omote
(表面 / the front )

[作品解説]
平面作品シリーズ「平面の表と裏」の2作目。
2枚の大型写真パネルを額装
片方(=小)の表面のみ(亀裂の入った)ガラス貼り。

(表・右)
第二子を妊娠した私のセルフポートレート。
私の膣から伸びた臍帯は、
思春期の私自身とつながっている。
私は私を孕んだのだ。
(表・左)
妊娠した少年に扮した私のセルフポートレート。
少年(=青空の破片で出来ている)は思春期の私の象徴。
希望の象徴だった小鳥はもういない。
白黒の臍帯が少年の臍から伸び、
現在の私につながっている。
(裏・右)
純白の花嫁衣装に身を包んだ臨月の私のセルフポートレート。
純白の衣装の一部は黄緑色の精液に染まっている。
黄緑色は私の夫を象徴する色。
(裏・左)
妊娠した少年に扮した私のセルフポートレート。
少年の白いシャツは赤い血で染まっている。
殺人願望を秘めているこの少年は、
私の中の不安と怒りと憎しみの象徴。

第9回タグボートアワード
準グランプリ

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2007

「『立方体型の透明便器に腰掛けた私』と『授乳中の戸惑い』」
(平面作品/132×81.7(cm)/2007年)

omote
(表面 / the front )

[作品解説]
私の「性に対する嫌悪」と「性に対する衝動」と、
「(その二つに起因する)授乳の苦しみ」を、平面の表裏両面を使用し
て表現した平面作品(大判写真プリントをパネルの表裏両面に添付し、額装)。
個展「yuRi=paRadox〜眠りは覚醒である〜」(2006年)で展示した
平面作品「立方体型の透明便器に腰掛けた私」と「授乳中の戸惑い」を素材として制作。
身に付けている衣装は、私が混沌とした思春期を過ごした「青空の部屋」の象徴、
または私の現在の家庭生活の象徴。

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2006

個展「yuRi=paRadox〜眠りは覚醒である〜」

exhibition2006


「yuRi=paRadox〜眠りは覚醒である〜」(16mm/30分/2006年)

yuRi=paRadox
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[出演]
村岡由梨(全5役)
[美術・撮影など]
村岡由梨
[衣装]
竹内陽子
[協力]
鈴木野々歩・鈴木眠・白尾美和・鈴木志郎康・萩原朔美他
[助成]
財団法人 全国税理士共栄会文化財団
[音楽]
第1章=R・シュトラウス/眠りにつくとき
(“4つの最後の歌”より)
(W・フルトヴェングラー指揮/1950年録音)
第2章=タルティー二/悪魔のトリル
(A・グリュミオー演奏/1956年録音)
第3章=ビンゲン/O Euchari , in leta via
(歌=中井麻友美/録音=山田哲生)
(録音協力=後田彩乃・富士見丘教会/2006年録音)
第4・5章=ベルリオーズ/幻想交響曲
(P・モントゥー指揮/1950年録音)

[あらすじ・作品解説]
<第1章>
結婚して家庭を築いたユリの日常。
掃除をし、洗濯をし、料理をし、家計簿をつける。繰り返される日常の中、
突然ユリの目の前に雪景色が現れ、そこには赤いコートを着た少女がうずくまっていた。
彼女の両眼にはクギが刺さって傷付いていた。
この章では、「休息」としての眠り、「現実」についての私の一考察、
そして、私の娘の名前「眠」の持つ意味(「眠」の字源)についてを描く。
<第2章>
疲れた体を横たえるユリ。彼女は部屋の向こうにある3つの置物を凝視している。
やがて一つの置物の土台が消え、別の一つは宙に浮かぶ。
そして、恐怖におののくユリの元へ、
白黒の市松模様の服を着た「死の使い」がやってくる。
この章では、私の壊れ行く精神と、「悪夢のような現実」、愛犬の死を描く。
<第3章>
黄緑色の精液の湖に浮かぶ一隻の舟。その上で微睡む、妊娠したユリ。
お腹の中の胎児と黒電話で連絡を取り合い、やがて分娩台に上る。
隣の分娩台には、瀕死の状態でユリを産む、ユリの母が横たわっている。
娘・眠を出産するユリ。生まれたばかりの眠の両眼にはクギが刺さっている。
この章では、妊娠・出産、私の出生・眠の出生(多胎妊娠における胎児の消滅も含めて)、
私がこの世に眠を生む事の意味を描く。
<第4章>
この章では、「覚醒」としての眠りを描くと共に、
眠を生んだことによって私の中で新たに覚醒したものについて描く。
【「現実」についての私の一考察】
「現実」には2種類あって、一方の「現実」は、
自分の両眼にクギを刺して血を流させるようなことがある。
また、もう一方は、自分が「覚醒」した状態で見る「現実」である。
「眠り」は「覚醒」の序曲であり、
娘に「眠」と名付けたのには、「覚醒」への願いを込めて、という意味もある。
<第5章>
「私=逆説」の証明。
おかしならくがきが止まらない。
奇数の行進が止まらない。
白黒の市松模様の服を着た、小男の行進が止まらない。
ユリは、やがて白いユリと黒いユリに分裂する。
白ユリと黒ユリの結婚。
二人は手と手を取り合って、「性」と「現実」を超越した世界へ飛び立って行く。

イメージフォーラム
ヤング・パースペクティヴ2007


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2004

「L'INTERDIT」(8mm/7分/2004年)











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2003

「ランテルディ II」(16mm/7分/2003年)

ランテルディ II
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[出演]
村岡由梨(全5役)
[美術・撮影など]
村岡由梨
[アニメーション]
村岡由梨
[衣装]
竹内陽子
[協力]
白尾美和・鈴木志郎康・鈴木野々歩・後田彩乃
[音楽]
ベルリオーズ/幻想交響曲
(P・モントゥー指揮/1950年録音)

[あらすじ]
黒く塗られたキャンバスと鮮やかな黄緑色に塗られたキャンバス。2枚は愛し合っている。
軋む骨組み。とろける油絵の具。
2枚の愛・処女喪失を黒キャンバスの視点から描いた作品。

[作品解説]
「L'INTERDIT」(2004年)の続編。
黒キャンバスが黄緑キャンバスに見つめられ見つめ返した時、
「悲しい」や「嬉しい」といった言葉では形容しきれないような、
全く未知の、新しい、オリジナルな感情と出会いました。
黒キャンバスは黄緑キャンバスを愛し、時には欲情します。
決して叶うことのない願いだと知りながらも、
いつも黄緑キャンバスのそばにいたい、独り占めしたいという欲求は募るばかりです。

せんだいアートアニュアル2005
グランプリ(smt賞)
飯沢耕太郎賞・田中秀幸賞・明和電機賞

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「The Miracle」(16mm/18分/2003年)

The Miracle
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[出演]
村岡由梨(全22役)
[美術・撮影など]
村岡由梨
[CG]
加藤泰裕・村野徹・伊野美穂
[衣装]
竹内陽子
[協力]
白尾美和・鈴木志郎康・鈴木野々歩
[音楽]
ベートーヴェン/交響曲第9番"合唱"
(W・フルトヴェングラー指揮/1951年録音)
The Miracle
(QUEEN/1989年)

[あらすじ]
ユリが飼っていた2羽の小鳥MYSTICとSURREALISTICの内、Sが死ぬ。
Sの復活を願うユリとその儀式を行う神ホルスの話を軸に、
「生あるものは必ず死ぬ」などのあらゆる既成概念に逆らい、
種別・性別などのあらゆる障壁を超えたユリとMとSとの魂の融合を、
幻想と美しい色彩で描き出す。

[作品解説]
2001年12月、飼っていた小鳥のSurrealisticが死んだ時、
傍では「第9」が鳴り響いていました。
私はこの作品を、Sを生き返らせること、
時間という存在をこの手で殺すことを目的として作りました。
また、この作品は、私の核(私=パラドックス)を視覚化する
初めての試みでもありました。
白・黒・赤・青(赤女×1=青男×3)という色は、
私の核(私=パラドックス)を構成する基本的な要素の一部です。

イメージフォーラム付属映像研究所
第26期卒業制作展 グランプリ
ブロードバンド・アート&コンテンツアワードジャパン
(BACA=JA)2003
映像コンテンツ部門 優秀賞・ケイオプティコム賞
デジタル・スタジアム
田中秀幸セレクション(2003/11/29放送)
イメージフォーラム
ヤング・パースペクティヴ2004
ASK?映像祭2005
入選(短縮版)

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2002

「聖譚曲(オラトリオ)」(8mm/3分/2002年)
「私が肉を食べない理由 I」(8mm/5分/2002年)
「Mに捧ぐ」(8mm/9分/2002年)

第5回21世紀アジアデザインコンペ
入選
(「私が肉を食べない理由 I」)



























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copyright © yuri muraoka all rights reserved.
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[index]
「眼球の人」(vimeo)
「透明な私」(vimeo)
「イデア」(vimeo)
「透明な世界」(vimeo)
「スキゾフレニア」(vimeo)
個展「花の起源」
「花の起源」(vimeo)
「the second pregnancy〜第2の妊娠〜」
「『立方体型の透明便器に腰掛けた私』と『授乳中の戸惑い』」
個展「yuRi=paRadox〜眠りは覚醒である〜」
「yuRi=paRadox〜眠りは覚醒である〜」(vimeo)
「L'INTERDIT」
「ランテルディ II」(vimeo)
「The Miracle」(vimeo)
「Mに捧ぐ」(vimeo)
「私が肉を食べない理由 I」(vimeo)
「聖譚曲(オラトリオ)」


2023

”The Eyeball Person”( video / 12min / 2023 )

“2”

[ CAST ]
Yuri MURAOKA
Nonoho SUZUKI
Nemu SUZUKI
Hana SUZUKI
Kurumi, the cat
[ STAFF ]
A Poem by Yuri MURAOKA
Special Thanks to Nonoho SUZUKI & IMAGICA
English Subtitles by Annie IWASAKI
Subtitles produced by AURA
[ Music ]
Beethoven / Piano Sonata No. 14 "Moonlight"
(Arthur Rubinstein, piano / Rec. in 1962 )
Lange / Blumenlied (Flower Song) Op.39
(Hana SUZUKI, piano)

[ OUTLINE ]
This film is about gazes and goodbyes.
An attempt to weave images with words and to weave a poem with images.
I realize that living is suffering to see that Nemu, the one of my daughters,
squirms with the struggle and sunflowers squirm to try to bloom.





Poem “The Eyeball Person” :
https://beachwind-lib.net/?p=36165

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2020

”Transparent, I am.”( video / 11min / 2020 )

“2”

[ STAFF ]
A Poem & Drawings by Yuri Muraoka
Illustrations by Nemu Suzuki
Special thanks to Nonoho Suzuki & Hana Suzuki
[ Music ]
Chopin / Etude in C Minor, Op.10 No.12 "Revolutionary"

[ OUTLINE ]
In the year of 2020 when the world was forced to “change”,
I wanted to confirm what changed and what did not change in me
and wrote a poem “Transparent, I am.”.
This film is based on it.
The white mask I wore became the screen projected my past.
My family are sometimes hurt and suffer,
but support me who suffers from schizophrenia.
Nonoho, Yuri, Nemu and Hana.
The four of us live today to the fullest
while looking for the answer to “Who are we?”

Poem “Transparent, I am.” :
https://beachwind-lib.net/?p=25745

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2019

”IDEA”( video / 17min / 2019 )

“2”

[ STAFF ]
Cinematography by Yuri Muraoaka
Edited by Yuri Muraoka
Cooperation by Nonoho Suzuki
[ Music ]
Wagner / Siegfried-Idyll
( Cond.by W. .Furtwangler / Rec. in 1949 )

[ OUTLINE ]
The relationships which could have been everlasting will end sometime.
The time when I hold loved ones in my arms.
The time when I fall asleep feeling the breathing of warm living things.
We realize that there are wishes that never come true in this world.
The memories of a broken family, and a breaking family.
This film is about the days of our lives with a dying cat
who has a hard time breathing due to incurable diseases.

This work was shot on digital (mobile phone) for my first time
not on film.

[ Installation ver.@Spiral(2019)]
“2”
“4”

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2018-2019

"Transparent, the world is."( 16mm>video / 7min / 2018-2019 )

“2”

[ CAST ]
Yuri Muraoka , Nemu Suzuki , Hana Suzuki
[ STAFF ]
Art Production by Yuri Muraoka
Animation by Yuri Muraoka
Cinematography by Yuri Muraoaka
Costumes by Yoko Takeuchi , Mai Tsujimoto
Cooperation by Nonoho Suzuki
[ Music ]
Mendelssohn / Elias, Op.70
( Cond.by W.Sawallisch / Rec. in 1968 )

[ OUTLINE ]
The portrait of me and my daughters which depicts the relationship
between “individual's personalities” and “the world / the society” as of 2018.
This is the story about an intense dichotomy inside / outside of me.
It goes back and forth between “the personality” and “the world / the society”,
my daughters become social / universal existences from personal existences.
The definition of “red” extends to “life”
and appears as a powerless and religious Daruma doll which loses its arms and legs.
“White” and “black” rise above a simple dichotomy
and start to possess the concept of “gray”.
And the world which is made of a mix of various colors becomes “transparent”.
If you keep sticking to “the personality”, it changes to “the world”.
This is my destination throughout my creative activities and shows what the world is.





[ Installation ver.@Spiral(2018)]
“2”
“4”

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2016

"Schizophrenia”( 16mm>video / 10min / 2016 )

“2”

[ CAST ]
Yuri Muraoka , Nemu Suzuki , Hana Suzuki
[ STAFF ]
Art Production by Yuri Muraoka
Cinematography by Yuri Muraoaka
Cooperations by Nonoho Suzuki , Shirouyasu Suzuki
[ Music ]
(Chap.1)
Alkan / The song of the mad woman on the sea shore
( Ayano Ushiroda , piano / Rec. in 2010 )
Sibelius / The Swan of Tuonela
( Cond.by M.Sargent / Rec. in 1961 )
(Chap.2)
Tchaikovsky / Swan Lake, Op.20
( Cond.by E.Ansermet / Rec. in 1959 )

[ OUTLINE ]
Self-portrait conducted in my 7th year of treatment for schizophrenia.
An obsession by the name of “odd-numbers” torments me in daily life.
(Chap.1 ”The odd numbers”)
A death sentence was being pronounced.
With the sound of the scaffold coming down,
the fear of self-destruction that “the reality” collapses into pieces from my foot.
(Chap.2 ”Transparent,I am.”)

[ DIRECTOR‘S STATEMENT ]
Do I really exist here?
Am I the one who is typing on the keyboard now?
Does this keyboard really exist here?
Does this chair really exist here?
Does this floor really exist here?
My five senses become transparent in a twinkling.

To throw myself into creative activities and to keep them going on.
These are the most important things for me as an artist,
and others are not important.
Recently, I especially think so.

No,that is not true. More important things other than that:
Nemu and Hana.
I am a mother of them.
My beloved daughters.
I have to continue to live. Transparent,Iam.














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2008

2008年12月19日(金)〜22日(月)
新宿眼科画廊 スペースO
exhibition2008
詳細はこちら・会場風景はこちら

”Origin of flowers" ( 16mm / 7min / 2008 )

花の起源
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[ STAFF ]
Art Production by Yuri Muraoka
Animation by Yuri Muraoka
Cinematography by Yuri Muraoaka
Cooperations by Nonoho Suzuki , Miwa Shirao , Shirouyasu Suzuki
[ Music ]
Tchaikovsky / Waltz of the Flowers ( from “The Nutcracker, Suites Op.71a” )
( Cond.by A.Toscanini / Rec. in 1951 )

[ DIRECTOR‘S STATEMENT ]
This film is dedicated to my 1-year-old daughter Hana/花(which means “flowers”)
and my 3-year-old daughter Nemu/眠(which means “sleep”) who learns Hiragana recently.
The reason why I created this film
is that I wanted to show them “the magic” that their favorite Teddy bear can move.





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“the second pregnancy”( 91.4*117.4(cm), 81*66(cm) / 2008 )
( Material : photo panels, wooden frames, broken glasses )

ura
(裏面 / the back )

[ DIRECTOR‘S STATEMENT ]
The 2nd of “the front and the back of the two-dimensional plane of the shapes” series

( the right of the front )
Me, became pregnant with the second child.
The umbilical cord out of my vagina is connected with myself of the adolescence.
I’ve got pregnant with myself.
( the left of the front )
Me, impersonating a pregnant boy.
The boy who is made of the pieces of the blue sky
is a symbol of myself of the adolescence.
A bird which is the symbol of the adolescence is no longer there.
The black and white umbilical cord
out of the boy’s vagina is connected with the current me.
( the right of the back )
Me, wearing a white wedding dress in the last month of pregnancy.
The yellow-green semen dyes a part of the white dress.
The yellow-green is a symbolic color of my husband.
( the left of the back )
Me, impersonating a pregnant boy.
The boy’s shirt has been red with the blood of someone.










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2007

“me, sitting on the cubic transparent toilet " and “confused while suckling”
( 132*81.7(cm) / Material : a photo panel, a wooden frame / 2007 )
ura
(裏面 / the back )

[ DIRECTOR‘S STATEMENT ]
Expressed my “aversion to sex”, “sexual urge” and “suffering of suckling caused by them”
using the front and the back of planer shapes.
The costume I wear is the symbol of “the sky-blue room”
where I spent my chaotic adolescent term and is also my present family life.






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2006

2006年12月9日(土)〜25日(月)
せんだいメディアテーク5階ギャラリー3300a
exhibition2006
詳細はこちら・会場風景はこちら

“yuRi=paRadox〜sleep is equal to awake 〜" ( 16mm / 30min / 2006 )

yuRi=paRadox
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[ CAST ]
Yuri Muraoka ( 1 person performing 5 roles )
[ STAFF ]
Art Production by Yuri Muraoka
Cinematography by Yuri Muraoaka
Costumes by Yoko Takeuchi
Cooperations
by Nonoho Suzuki , Nemu Suzuki , Miwa Shirao , Shirouyasu Suzuki , Sakumi Hagiwara etc.
Finance Support by Regional Culture Award Tax Accountant’s Fund
[ Music ]
(Chap.1)
R.Strauss / When Falling Asleep
( from “Four Last Songs” )
( Cond.by W.Furtwangler / Rec. in 1950 )
(Chap.2)
Tartini / Sonata “Il Trillo del Diavolo”
( A.Grumiaux , violin / Rec. in 1956 )
(Chap.3)
Bingen / O Euchari , in leta via
( Mayumi Nakai , Soprano / Rec. by Tetsuo Yamada, Ayano Ushiroda at Fujimigaoka Church in 2006 )
(Chap.4,5)
Berlioz / Symphonie fantastique, Op.14
( Cond.by P.Monteux / Rec. in 1950 )

[ OUTLINE ]
( Chap.1 )
Yuri’s daily life after her marriage and building a home.
She cleans, does the laundry, cooks and does household bookkeeping.
In the repeated daily life, suddenly the snowscape appeared in front of her,
and the girl who wears a red coat crouched there.
Her eyes were stuck by nails and hurt.
In this chapter, I refer to the sleep as “rest”, my consideration to “reality
and the meaning of my daughter’s name “眠(Nemu)”(the origin of the character of “眠”).
( Chap.2 )
Yuri lays her weary body. She gazes at three objects placed in the room.
In time, one object’s base disappears and another object floats in the air.
To her who is scared, “a messenger of Death” who wears black and white checkered clothes has come.
In this chapter, I refer to my breaking mental condition ,
“the reality like a nightmare” and death of my pet dog.
( Chap.3 )
A boat floating on the lake of yellow-green semen. Pregnant Yuri dozes on the boat.
She calls a baby inside her on the black rotary-dial phone and she gets on the birthing bed soon.
On the next birthing bed, her dying mother gives birth to Yuri.
Yuri gives birth to Nemu. Newborn Nemu’s eyes were stuck by nails.
In this chapter, I refer to my pregnancy/birth, Yuri’s/Nemu’s secrets of birth
(including the disappearance of embryo in the multiple pregnancy)
and what is meant by giving birth to Nemu in this world.
( Chap.4 )
In this chapter, I refer to the sleep as “awake” and something awaken newly inside of me
by giving a birth to Nemu. There are two kinds of “reality”.
One “reality” sticks our eyes with nails and spills blood, the other is recognized under our “awake”.
“Sleep” is an overture of “awake”, and that is one of the reasons why I named my Daughter “眠/Nemu”
which means “sleep” in the hope of “awake”.
( Chap.5 )
The proof of “yuRi=paRadox”. Can’t stop odd doodles. Can’t stop the march of odd numbers.
Can’t stop the march of short old man who wears black and white diced clothes.
Yuri will be split into white Yuri and black Yuri soon. The marriage of white Yuri and black Yuri.
Hand in hand, they fly away to the world beyond “sex” and ”reality”.










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2004

[作品解説]「夫の誕生日プレゼントに」と考えて作った作品です。
(余談ですが、夫と私は誕生日が同じなのです。)「L'INTERDIT」とは
仏語で「禁止」という意味で、デザイナーのジバンシーが、敬愛するA・
ヘップバーンに自作の香水を贈る際に「この香水はオードリー以外の人
間に使わせない」という意味を込めて、その香水を「L'INTERDIT」と名
付けた…というロマンティックな逸話を以前何かで読んだことがあって、
それ以来「いつか自分も愛する人に贈る作品を作ったら、作品のタイト
ルをL'INTERDITにしよう」と決めていました。この作品は「夫と私の2
人だけが知る秘密」のようなものです。完成が前後していますが、構想
自体は「ランテルディ II」より前に固まっていて、その後1年程かけて
ゆっくりと素材を撮影しました。

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2003

“L’INTERDIT II” ( 16mm / 7min / 2003 )

ランテルディ II
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[ CAST ]
Yuri Muraoka ( 1 person performing 5 roles )
[ STAFF ]
Art Production by Yuri Muraoka
Animation by Yuri Muraoka
Cinematography by Yuri Muraoaka , Nonoho Suzuki
Costumes by Yoko Takeuchi
Cooperations by Miwa Shirao , Shirouyasu Suzuki , Nonoho Suzuki , Ayano Ushiroda
[ Music ]
Berlioz / Symphonie fantastique, Op.14
( Cond.by P.Monteux / Rec. in 1950 )

[ OUTLINE ]
A canvas painted in black and a canvas painted in vivid yellow-green.
They love each other. Grating bone structure. Melting paints.
This is a work that draws their love and a virginity loss from aspects of the black canvas.

[ DIRECTOR‘S STATEMENT ]
The continuation of “L’INTERDIT”(2004).
The black canvas is my incarnation.
When the black canvas was stared by the vivid yellow-green canvas and stared back,
she found the perfectly unknown, new and original feeling
which was inexpressible by using the words of “sadness” or “happiness”.
She loves him and sometimes lusts for him.
Her desire for being beside him and having entire possession of him grows,
however she knows those wishes would never come true.







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”The Miracle” ( 16mm / 18min / 2003 )

The Miracle
(画像をclickするとphotogalleryにジャンプします)

[ CAST ]
Yuri Muraoka ( 1 person performing 22 roles )
[ STAFF ]
Art Production by Yuri Muraoka
Cinematography by Yuri Muraoaka
Special Effects by Yasuhiro Kato , Toru Murano , Miho Ino
Costumes by Yoko Takeuchi
Cooperations by Miwa Shirao , Shirouyasu Suzuki , Nonoho Suzuki
[ Music ]
Beethoven / Symphony No.9, ”Choral”
( Cond.by W.Furtwangler / Rec. in 1951 )
The Miracle / QUEEN (1989)

[ OUTLINE ]
Yuri raised two little birds whose names were Mystic and Surrealistic,
One day, Surrealistic was dead.
This film is mainly about YURI who wishes SURREALISTIC would come to life again
and God Horus who holds a ritual for the revival.
This film challenges every existing concept such as “Living things will die certainly someday,”
and depicts the miraculous fusion of YURI, MYSTIC and SURREALISTIC
after overcoming barriers of species and sex with fantastical images and beautiful colors.

[ DIRECTOR‘S STATEMENT ]
“SYMPHONY No.9” resounded by my side when Surrealistic of the little bird
that I kept died in December, 2001.
I made this work to revive Surrealistic and to kill the existence of TIME by my own hands.
Moreover, this work was the first attempt to visualize my core ”yuRi=paRadox“.
The colors of white, black, red and blue (1 red woman=3 blue men)
are a part of the basic elements that compose the core of “yuRi=paRadox”.



















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2002

[作品解説]
3作品とも、研究所在籍時に課題作品として制作したものです。
私は、研究所に入るまで、カメラと名のつくものに一切縁が無かったので、
この3作品を作りながらカメラの仕組みを覚え、使い方等を体得していきました。

「聖譚曲」は異なる色と色の戦いをテーマにした作品で、
私の宗教観が色濃く反映されたものなのですが、
技術力等が全く追い付いていず、当初の構想の数%も形になりませんでした。
いつか必ず作り直したい作品です。
また、この作品から一貫して現在の制作スタイルで制作しています。
「私が〜」は、私が十代半ばから肉食を辞めている理由(色々あります)のいくつかを描いたもので、
主に「直立二足歩行の犬に、首を縄で括られ引き回される人間」「セックス」をテーマにしています。
「Mに〜」は、私の愛する美しい小鳥Mysticに捧げた作品です。
私の魂は人間の殻を破り、永遠の時間の中でMと交じり合います。

2002年当時の私は、前年暮れに死んだ、私の愛する美しい小鳥Surrealistic
を生き返らせることで頭の中がいっぱいで、それがこの3作品の中にも随所に現れています。
例えば「聖譚曲」と「Mに〜」で私は、ウジャト(古代エジプトの死者の護り神、ホルスの魔法の眼)
をコンセプトにしたメイクで出演しています。
このウジャト(ホルス)は「The Miracle」でも重要なキャラクターとして位置付けられています。

[ DIRECTOR‘S STATEMENT ]
This film is about the reason why I haven’t eaten meat since I was in middle teenage.
The themes are “the person who has tied up with a rope
and dragged by a dog walking with two legs,
the position of the person and a dog being swapped” and ”sex”.
“The reason why I do not eat meat I “ ( 8mm / 5min / 2002 ) ( Artist Study ))
"M" is an initial of my little bird "Mystic".
"Dedicated to M" is a work that was dedicated to my dear little bird.
I will break the shell of the human soul.
I have a sexual relationship with "M" in the time of eternity.
(”Dedicated to M" ( 8mm / 9min / 2002 ) ( Artist Study ))

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